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    タグ:青木理

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    1: ねこ名無し ★ 2017/09/30(土) 17:47:44.14 ID:CAP_USER
    今、書店をのぞけば、「世界情勢」や「東アジア」といったコーナーや、ベストセラーのコーナーを埋め尽くす本がある。異様に長いタイトル、帯文が特徴の「ヘイト本」だ。一時は沈静化したが、再び隆盛の兆しを見せている。

    ◆知識人やメディアがヘイトを煽る責任は重大

    日本でヘイト本が出版の一ジャンルとして定着してしまった昨今。情報発信を生業とするメディア関係者の矜持を問うのは、ジャーナリストの青木理氏だ。

    「正直、ヘイト本が売られている現状を、メディアに携わる者として心から恥ずかしく思います。差別心や排外意識は誰の中にもあるけれど、それは一度広範囲に燃え上がってしまうと容易に消すことができない。だから、少なくとも知識人や政治家、メディアは差別や排外主義を煽ってはならないんです。なのに出版に関わる者が排外主義的な本を出すことで人々を煽ってしまっている現実に、僕は大変な絶望感を抱きます」

    日本出版販売が発表した今年の上半期ベストセラー新書によると、1位は『応仁の乱』(呉座勇一、中公新書)で2位がケント・ギルバート氏の『儒教に支配された中国人と韓国人の悲劇』(講談社)だ。「日本最大の出版社である講談社から、ヘイト本が出た影響は大きい。他の出版社だったら40万部以上も売れなかったでしょう。2匹目のドジョウを狙って、今後他の出版社もこれに続きかねません」

    ただ、青木氏の目には、ケント氏のベストセラー本は羊頭狗肉としか映っていない。

    「タイトルに、『儒教に支配された』とあるけど、中身は8割がヘイトで1割が日本絶賛。前提として語られるべき、儒教とはどういうもので、中国や韓国が儒教とどう交わっているかなどが書かれていません。韓国に駐在した経験から言いますけど、韓国が儒教に支配されているなどと断ずるのは粗雑な妄想です」

    青木氏の怒りは、ヘイト本の作り手たちの姿勢にも向かう。

    「ある民族や社会を一括りにし、マイナス面だけをかき集めて貶めるのはお手軽で、しかし許し難いヘイトです。ならば日本は世界に冠たる“痴漢大国”であり、全国各地の繁華街では風俗店が公然と看板を掲げている。これだけ捉えて『日本はとんでもない異常性欲国家である』などと誹謗することもできる。もちろん、『日本はなぜ風俗看板を掲げられるのだろうか』を分析すれば、一つの社会科学の本になるわけですが」

    素材の集め方と料理の仕方次第で、本の価値は大きく変わる。

    「韓国の書店にも日本研究の書籍はあります。でも、日本のヘイト本のような書籍は見たことがない。“日本独自の出版文化”でしょう」

    出版文化においても、日本は今、大きな岐路に立っているようだ。

    【青木 理氏】
    ジャーナリスト。共同通信社時代にソウル特派員を経験。近著に『日本会議の正体』(平凡社新書)『安倍三代』(朝日新聞出版)など

    取材・文・撮影/野中ツトム・鉾木雄哉・岡田光雄・福田晃広(清淡社)
    ― なぜ[ヘイト本]は売れ続けるのか? ―

    http://news.livedoor.com/article/detail/13659157/

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    引用元: 【青木理】ヘイト本のヒットは日本の恥ずべき事態 知識人やメディアは煽ってはいけない[9/30]

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    no title1: 雨宮◆3.yw7TdDMs 2015/02/03(火)19:05:58 ID:Hal
    二木 一強多弱の政治状況の中、日本は安倍的な世の中になりつつあります。
    それと関連しているのか社会全体がおかしいなと思うのですが、どうとらえていますか。

    青木 最近、ひどいなと思ったのがサザンと爆笑問題の件ですね。
    ああいう発言、行動が許されなくなっている。嫌韓、嫌中本を出し、
    (その種の)報道を続けるマスコミのせいで、普通の人の中にも排他的で不寛容な考えが広がってしまったのではないでしょうか。

    二木 ネットの影響もありますよね。ネットは良い意味でも悪い意味でも料理に使う包丁のようなものだけれど、
    自制なく振り回してしまっている。

    青木 ネットは出始めのころは、どこの国でもカウンターカルチャーでした。2002年から2006年まで通信社の特派員で韓国にいたのですが、
    当時の主要メディアが保守的だったのに対し、ネットはリベラルで、反権力、反メディアでした。
    オーマイニュースがそうでしたね。今の日本の場合、メディアの建前論、きれいごとに対するカウンターとして出てきているのか、ヘイトが目立ちますね。

    二木 なぜ、ネット社会でヘイトが目立つのでしょうか。

    青木 (戦後の復興と高度成長で)アジアで群を抜いた先進国になっていた日本ですが、
    今では韓国にほぼ並ばれ、中国にはGDPで追い抜かれた。そういった国際情勢の中で国民に余裕がなくなっている。
    さらに新自由主義社会の中で格差が拡大し、持ってない人が虐げられている人を叩いて留飲を下げる。
    そういうことが複合的に出ていると思います。ネットはそうした言動が最も出やすいところですね。

    二木 僕は団塊の世代だけど、かつては格差や矛盾があったら、怒りの矛先は上に向かったものです。
    ところが、小泉政権以降かな、弱者を踏みつけるようになった。

    青木 ウンベルト・エーコ(イタリアの作家・哲学者)が指摘しているように、排他と不寛容は、どこの時代、どこの国にもある。
    それ自体は珍しいことではないですが、日本は確かに弱者に向かっている。やはり、周辺国に対して余裕がなくなったからでしょう。

    二木 そうした風潮の中で、メディアが反中、嫌韓報道をし、それが受け入れられてしまう。売れてしまう。いったい何なんだろうと思いますね。

    (つづく)

    ▽あおき・おさむ 1966年、長野県生まれ。慶大文卒。共同通信社で社会部、ソウル特派員。06年からフリー。
    主な著書に「日本の公安警察」「トラオ」「誘蛾灯」「青木理の抵抗の視線」などがある。

    http://nikkan-gendai.com/articles/view/lifex/156889/1
    http://nikkan-gendai.com/articles/view/lifex/156889/2
    http://nikkan-gendai.com/articles/view/lifex/156889/3

    引用元: 【ゲンダイ】青木理「マスコミの報道で排他と不寛容が広がっていく嫌な世の中。ネットの嫌韓嫌中は日本が経済で中韓に抜かれたせい」[2/3]

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    20150129_0646001: 雨宮◆3.yw7TdDMs 2015/01/29(木)01:10:06 ID:VEp
    ―― 先日、朝日新聞が「信頼回復と再生のための行動計画」をまとめました、
    朝日としてはこれでひとつの区切りということでしょうが、どうご覧になりましたか。
      一刀両断にはしにくいけれど、率直に言ってしまえば、くだらない話だよね。

    ―― くだらない?
     今回の「朝日バッシング」の原因を考えれば、確かに朝日側のミステークがあった。
    吉田証言の記事を長年放っておいたミス。その記事を取り消したのに謝罪しなかったミス。
    バッシングに対処する過程でも池上コラムの掲載見送りなどの致命的ミスがあった。
    だから朝日に責任がないとは言わないけれど、そもそもこの騒動は朝日を叩きたい連中が仕掛け、
    じわじわと強まった圧力に朝日が屈してしまった色彩が濃い。

    その“総括”として朝日がいくら「行動計画」なるものを作ったって大した意味はない。
    朝日の人たちにしてみれば、「何とかこれで許してください」ということなんだろうけれど。

    ―― 一連の朝日バッシングを「歴史的な事件」とおっしゃっています。
     なぜこの時期に朝日がこれだけ叩かれたかといえば、まずは安倍政権の存在でしょう。
    現首相は朝日を露骨に敵視してきた。失敗に終わった第1次政権期、
    朝日に激しく批判された恨みもあるだろうし、根本的には、戦後民主主義的な価値への憎悪もある。
    この本の取材で朝日の若宮啓文・元主筆も言ってたけれど、彼は政界のサラブレッドでありながら、
    妙なコンプレックスみたいなものがある。つまり東大とかリベラル、あるいは進歩的知識人や文化人が大嫌い。

    ― 安倍VS朝日の延長線上で、ここまでバッシングが拡大したということでしょうか。歴史修正主義の広がりという点ではどうでしょう。
     現政権の背後にはもちろん、歴史修正主義のうごめきが横たわってます。かつての戦争にはいろんな見方があるんだろうけれど、
    基本的には悪いことをしたという反省の下、迷惑をかけた隣国に申し訳ないと思い、二度と海外で武力行使しないというのが戦後70年の歩みだった。
    かつての自民党だってそういう立場が主流だったのに、過去はもう忘れたいという連中が増えた。

    しかも冷戦体制が崩壊し、いわゆる55年体制が過去のものとなる中で政治的なリベラル陣営はほぼ壊滅し、労働組合だって息も絶え絶え。
    そういう状況下、戦後民主主義的な価値をいまも表象している代表格が朝日だとみなされ、誤報というミスに乗じて一斉に攻撃が襲いかかった。
    逆にいえば僕は、そうした圧力に耐え切れなくなった朝日が慰安婦問題の一部記事取り消しに追い込まれたという方が正確だと思っているけれど、
    いずれにせよ、日本社会が戦後70年経って歪んだ変質を遂げつつある中で起きた歴史的事件だと考えています。

    http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/156642/1
    http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/156642/2
    http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/156642/3

    引用元: 【ゲンダイ】青木理氏「慰安婦捏造報道での朝日叩きは安倍の差し金。国益を損ねるのがメディアの仕事。嫌韓嫌中で憂鬱」[1/25]

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