20140520_2051001: これをピンチと言わずして◆aoV9UPlvFw 2014/05/21(水)15:10:53 ID:8655NDRz3
戦争の口実なんて、どうにもなる。これが、侵略戦争の教訓ではなかったか。1931年の満州事変は、日本軍の謀略によって
引き起こされたし、ベトナム戦争の発端となった「トンキン湾事件」は、北ベトナムの魚雷艇によって攻撃されたとして、
米空軍が北爆を開始したとされた。しかし、7年後、ニューヨーク・タイムズ紙によって真相が暴露された。この事件は米政府が
ベトナム戦争介入のためにでっちあげた事件であり、ペンタゴンの自作自演だったのだ。イラク戦争は、大量破壊兵器や
弾道ミサイルの脅威があると言って、米英軍が始めた戦争だったことは、いまでは世界中の人が知っている。

戦争はすべてのものを奪い、殺し、壊す。第2次世界大戦において、日本はアジア各国の2000万人以上を殺りくし、
自国民300万人に上る犠牲によって敗戦に至った。戦争放棄と戦力不保持の憲法九条は、その血塗られた歴史の上に
成り立っていることすらすっかり忘れているようだ。安倍首相の悲願は、誰もが知るように、いつでも「戦争ができる国」造り。
すでに自民党内の反対派はほぼ一掃され、楯突く者もいない。メディアも学界も意のまま。そうした中での最後の仕上げに
入ったのが、「集団自衛権の行使容認」騒ぎ。安倍首相は「憲法の平和主義を守り抜く」ためのものだと強弁する。

かつて、1890年の帝国議会で山県有朋首相が演説し、国家独立自衛のために「利益線」を「保護」すると宣言した。
「利益線」とは、朝鮮であり、「保護」とは、侵略のことであった。あれから124年。まやかしと詭弁のレトリックを弄しながら、再び、
侵略の矛先を朝鮮半島に向けようとする騒ぎを、植民地支配という辛酸をなめた朝鮮民族として、傍観するわけにはいかない。(粉)
http://chosonsinbo.com/jp/2014/05/%E3%88%E9%91%E8%A9%B1%E4%BC%E9%A1%8C%E3%89%E3%BE%E3%84%E3%8B%E3%97%E3%A8%E8%A9%AD%E5%BC%E3%BC%E3%BC%E3%8C%E9%9B%E5%9B%A3%E8%AA%E8%A1%9B%E6%A8%A9%E3%AE/

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