旧日本軍が第２次大戦中に中国で黄金やヒスイの仏像、北京原人の頭がい骨の化石などを略奪し、
旅順港から韓国の釜山に持ち出して埋めたという「黄金の百合」計画について、
韓国人作家が著書にその詳細を記している。大連晩報が伝えた。

韓国人作家、鄭忠済氏が釜山市南区にある「ムンヒョン洞」の秘密を知ったのは１９９２年。
その後、２００２年になり大型の掘削機で掘り進めたところ、高さ３メートル、幅２．５メートルの地下道が現れた。

地下水がたまっていたことから、水中カメラで確認したところ、「伊藤忠」と漢字で書かれた麻袋が積まれているのを発見した。

この通路は旧日本軍の魚雷工場に通じていたもので、鄭氏は「麻袋の中に旧日本軍が略奪した黄金が隠されている」と主張、
この時の体験をまとめ、２００９年に著書「実説『黄金の百合』計画―韓国釜山ムンヒョン洞に埋蔵された中国の巨額財宝」を出版した。

その中で鄭氏は「１９４５年５月、旧日本軍は『黄金の百合』計画に基づいて、中国で黄金１０００トンや多くの文化財を略奪。
旅順港まで運び、潜水艇２６隻に乗せて秘密裏に朝鮮半島まで運び、ムンヒョン洞に埋めた」としている。
http://www.xinhua.jp/socioeconomy/economic_exchange/375864/