20140418_051: ◆10.9/2taLY 2014/04/17(木)22:06:30 ID:9UwuUtwF4
教科書採択をめぐり、17日に行われた沖縄県竹富町教委と文部科学省との話し合いは、平行線をたどった。
違法状態を解消するため国の是正要求に従うよう求める文科省に対し、あくまで「違法ではない」と主張する竹富町教委。
見解の食い違いの背景には、民主党政権時の国の不適切な対応も影響しているようだ。
 「民主党政権では認められていた。中川正春文科相も当時、違法ではないという判断だった」
 今回の対応について文科省への説明を終えた竹富町の慶田盛安三(けだもり・あんぞう)教育長は17日、
記者会見でこう述べ、国の是正要求に従わないことの正当性を訴えた。
 竹富町は平成23年8月、石垣市や与那国町とつくる八重山採択地区協議会が選定した育鵬社の中学公民教科書を採択せず、
民間の寄付で配布された東京書籍の教科書を使用している。
 これに対し当時の民主党政権は、採択地区内で同一の教科書採択を定めた教科書無償措置法に違反するとの見解を示す一方、
中川文科相が国会で「町が独自に教科書を購入し、生徒に無償配布することまで法令上禁止されていない」
と答弁するなど、竹富町の対応を黙認してきた。
 平成24年末に安倍政権に代わり、教育現場での違法状態を解消する方針が打ち出されたが、
竹富町教委は今も民主党時代の文科相答弁などを盾にして、国の是正要求に従っていない。
「民主党時代のツケが、いまだに響いている」と、文科省幹部の一人は話す。
慶田盛教育長から説明を受けた文科省の前川喜平初等中等教育局長はこの日、
「どのような理由があろうと、違法なものは違法だ」との認識を改めて示した。
その上で、まずは育鵬社の教科書を採択して違法状態を解消し、
東京書籍は副教材として活用してはどうかと代案を提示したが、
慶田盛教育長は「持ち帰って慎重に検討する」と答えるにとどめた。
 今後も竹富町が国の是正要求に従わず、国地方係争処理委員会に審査の申し立てもしない場合、
文科省では違法確認訴訟の提起も視野に、対応を検討することになる。
 前川局長は「是正に向けた竹富町の今後の取り組みを見た上で、
訴訟について判断したい」との見解を示した。これに対し、慶田盛教育長は
「訴訟を避けるに越したことはないが、訴えるというなら、応じるしかない」と強気に語った。
http://sankei.jp.msn.com/life/news/140417/edc14041719150010-n2.htm

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