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    タグ:姜尚中

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    朝日新聞社旗
    1: ねこ名無し ★ 2017/08/11(金) 17:08:04.83 ID:CAP_USER
     政治学者の姜尚中さんの「AERA」巻頭エッセイ「eyes」をお届けします。時事問題に、政治学的視点からアプローチします。

    *  *  *
     安倍政権の周辺をめぐる、保守政治の劣化が連日報道されています。

     この劣化は、突然降ってきたように思えるかもしれませんが、決してそうではありません。海外では現在の政権を「右翼的」や「ウルトラナショナリスト的」といった言葉で形容するメディアもあります。

     晩年の司馬遼太郎氏は、戦前の「『昭和』という国家」の破綻を、「『明治』という国家」の中にかろうじて息づいていた「健全なリアリズム」が失われ、日本という国の森全体がまるで魔法にかかったように夜郎自大で独りよがりなナショナリズムの虜になってしまったからだと指摘しています。

     司馬氏に言わせれば、日本が戦争に負けて占領される以前に、日本は軍部を中心とする「魔法の森の占領者」によって占領されていたのであり、この意味で米国を中心とする連合軍による占領は決して屈辱的ではなく、むしろ「何か世の中が開け、太陽が出てきたような感じがしたくらいだ」と述懐しています。

     安倍晋三首相の側近や周辺で首相を支えている人たちの中には、司馬氏とは反対に、敗戦による占領を屈辱とみなし、むしろ「魔法の森の占領者」たちの栄誉を回復したいと願っている人たちが多いように見受けられます。

     そうした人たちにとっては、占領は屈辱であり、それによって押しつけられた憲法や歴史観もまた屈辱的なのかもしれません。そうした屈辱の体制を総称して「戦後レジーム」と呼んでいるのでしょう。

     そのレジームによって邪険にされ、周縁に追いやられてきたという被害者意識、それが安倍政権を支える有力な駆動力のひとつになっているのかもしれません。そこでは、「お友だち」というより、臥薪嘗胆する「同志」的な意識が結束力のバネになっているのではないでしょうか。

     稲田朋美前防衛大臣をかばい続けた安倍首相のひとかたならぬ執着ぶりを見ているとそう思わざるをえません。

     しかし、それが政権の保守政治の劣化を生み出しているとしたら、問題の根は深いと言わざるをえません。いま必要なのは、まっとうなリアリズムに裏付けられた保守の復元ではないでしょうか。

    ※AERA 2017年8月14-21日号

    https://dot.asahi.com/aera/2017080900088.html

    http://cdn.images-dot.com/S2000/upload/2017080900088_1.jpg
    安倍政権の周辺をめぐる、保守政治の劣化が連日報道されていますが…(※写真はイメージ)

    引用元: 【姜尚中】被害者意識、それが安倍政権を支える有力な駆動力のひとつになっている[8/11]

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    no title1: ダース・シコリアン卿 ★ 2017/05/17(水) 21:08:41.07 ID:CAP_USER
    政治学者の姜尚中さんの「AERA」巻頭エッセイ「eyes」をお届けします。時事問題に、政治学的視点からアプローチします。

    朝鮮人民軍が創建85周年を迎えた4月25日。日本は、非常事態がいつ起きても不思議ではないという報道や言説がメディアを通じて流され、まるで「開戦前夜」のような異様な空気に包まれました。

    しかし、冷静に考えてみれば韓国大統領選挙は目前でしたし、北朝鮮とある意味で平和的な交渉を考えている文在寅(ムンジェイン)氏が最有力候補だったことをみても、選挙前に北朝鮮が自分たちに不利な選挙結果になりかねない決定的な挑発をするとは考えられないはずです。

    日本でも、安倍首相の外遊は予定通りという発表が一番の危機とされた25日にされているのですから、報道各社が外遊日程を見極めれば、今回のことがある種のマヌーバー(策略)に近かったということがわかったはずでした。

    さかのぼれば、1994年、クリントン米大統領は寧辺(ヨンビョン)の核施設を爆撃するという計画を秘密裏に策定し、中止になった経緯があります。今回、米国はカールビンソンなどを動員して派手で芝居がかったブラフを演出し、北朝鮮に心理的圧力をかけました。

    しかし、94年から比べると北朝鮮の攻撃力は比べ物にならないくらいアップしており、中国の国力も増しています。そう考えると、トランプ政権ができることは外交的手段による解決しかないはずです。

    一方、このことで米国のトランプ政権の国内問題や日本の森友問題、共謀罪なども随分とフェードアウトしました。

    中国は米国との共同歩調のようなものが出来上がり、北朝鮮は金正恩が国際メディアで自分を売り出す絶好の機会になりました。北朝鮮も米国も中国も日本もみんな丸く収まっているのです。

    もちろん北朝鮮がやすやすと核開発を放棄するとは思えませんから、依然として危機は払拭されていませんが、やはり日本であった「開戦前夜」のような報道は異様でした。

    ある意味、今回のことで日本の識者やメディアが、どのような反応を見せるのか、シミュレートされたと思います。

    戦前、ジャーナリストの桐生悠々は「関東防空大演習を嗤う」と書いています。こんな時こそ、不謹慎といわれるかもしれませんが、「嗤う」気持ちを持たないといけないのかもしれません。


    https://dot.asahi.com/aera/2017051500081.html

    引用元: 【AERA】日本であった報道は異様でした 姜尚中「日本だけ北と『開戦前夜』 解決策は外交的手段のみ」[5/16]

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    no title1: 鴉 ★ 2017/03/04(土) 17:03:11.89 ID:CAP_USER
    姜尚中「日米関係で懸念される三つの材料」

     政治学者の姜尚中さんの「AERA」巻頭エッセイ「eyes」をお届けします。時事問題に、政治学的視点からアプローチします。

    *  *  *

     日米首脳会談では経済や安全保障で一定の合意が得られ、安倍政権は胸をなで下ろしたことでしょう。ただし、今後は大きなツケがあるかもしれません。

     懸念される材料は三つあります。まず一つは、日米首脳会談の直前の米中首脳による電話会談で「一つの中国」政策を米国側が尊重したことです。

    マティス国防長官が最初の訪問先に選んだのが韓国、次いで日本でした。中国としては相当な巻き返しを水面下でやっていたのかもしれません。

    結果として、米国側は日米首脳会談の前に中国に安心材料を出したわけです。このことは、中国側から米国が相当なものを引き出した結果と考えられます。おそらく、安全保障と経済とのトレードオフの取引が成立したか、それに近いやり取りがあったと推測されます。

     そしてもう一つ。日米の間の自由で公正な貿易関係というのは額面だけで見るといいことのようですが、日米FTAを持ち掛けられる可能性があります。

    日本の自動車産業をお目こぼししてもらうために、畜産、農作などの1次産業が相当な譲歩を迫られるとしたら……。自由かつ公正な貿易、ここをのんでしまうとTPPより過酷な条件が突きつけられかねません。

     最後の一つは、防衛力の増強です。これは日本側も望んでいたことですが、沖縄への一方的な負担は計り知れません。また、トランプ政権はISの掃討作戦に乗り出す可能性があります。後方支援で日本にどれだけのツケが回されるのか懸念されます。

     トランプ大統領を見る限り、安倍首相と個人的な関係を築いたから日本に特別に配慮すると考えるのは禁物です。彼にとって取引材料で自分に都合のいい人間だけにフレンドリーとなるのです。

     冷静に考えるとトランプ大統領は何一つ変えていないし、具体的に動いているわけではありません。ただツイッターで喋りまくっているだけです。動いたのは中国と日本です。

    アジア外交の不在で、米国側にとって「漁夫の利」のような関係になってしまっています。ゴルフ外交をやったからといって日米が友好関係になったと国民が喜んでいるとしたら、メディアの責任は大きいと思います。

    ※AERA 2017年3月6日号
    http://news.goo.ne.jp/article/dot/politics/dot-2017030200058.html

    引用元: 【在日】姜尚中「日米関係で懸念される三つの材料」 AERA

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    no title1: ダーティプア ★@\(^o^)/ 2015/05/26(火) 04:42:23.80 ID:???.net
    戦後70年の節目を迎えた日本は「歴史問題」にどう向き合い、米国、韓国、中国との外交
    をどう進めるべきか。政治学者の姜尚中氏(東大名誉教授)に話を聞いた。

    -安倍晋三首相と韓国の朴槿恵大統領による2国間の首脳会談は一度も行われていない。
    原因の一つが従軍慰安婦問題だ。

    歴史・領土問題と、安全保障・経済問題を切り離すべきだ。そのために日本側から最低限
    のアクションが必要だ。ただ、このアクションがなければ(韓国側が)会談をしないというのは
    駄目だ。無条件で首脳会談がなされるべきだ。

    首相が(慰安婦問題で旧日本軍の関与を認めて謝罪した1993年の)河野洋平官房長官
    談話を継承するのであれば、事実関係をある程度認め、その上で国が医療などで賠償する
    ことで、妥結が図られるのではないか。

    -日本側は65年の日韓請求権協定で解決済みとの立場だ。

    乗り越えられると思う。日朝平壌宣言では日韓基本条約よりも踏み込んだ(植民地支配への
    おわびなどの)表現が、北朝鮮に使われた。韓国からすると「なぜわれわれに言えないのか」
    という理屈だ。

    -今夏発表される戦後70年の首相談話は、村山談話を踏襲すべきか。

    首相も戦時期に「深い反省」を持っている。(過去の談話の文言を)言う、言わないは別にしても、
    村山談話はグローバルスタンダードだ。あえてそこをどうするかに踏み込まなくても、さらりと
    やれるのではないか。

    韓国や中国が目を向けるべきは、戦後の日本の歩みだ。首相がここに大きなウエートを置き
    たいというのは評価できる。(和解には)隣国の度量が必要だ。

    最大の歴史問題は日中韓でなく、日米関係にある。首相が日本の国に誇りがあるというなら、
    どうして米議会での演説で被爆の問題を扱わなかったのか。広島、長崎という耐え難い苦痛
    を経て、日米は盤石の関係にある、という言い方もできた。一言も被爆に触れていないのは、
    おかしい。米国の教科書は、広島、長崎の原爆投下を肯定的に描いている。

    ソース:時事ドットコム 2015/05/23 15:38
    http://www.jiji.com/jc/zc?k=201505/2015052300188&g=pol
    インタビューに答える東大名誉教授の姜尚中氏=19日、東京都千代田区
    no title


    続きます

    引用元: 【話題】日韓和解へ行動を=最大の歴史問題は「原爆」-姜尚中氏インタビュー[05/26]

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    1: ねこ名無し ★@\(^o^)/ 2015/05/14(木) 00:23:49.27 ID:???.net
    「新冷戦体制 軍備競争は大きな損失
    北朝鮮核問題解決は韓米日の協力が重要」

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    姜尚中(カン・サンジュン)東京大学名誉教授 //ハンギョレ新聞社

     姜尚中(64・写真)東京大学名誉教授が悪化の一途を辿っている韓日関係の解決法として歴史領土問題と安保経済問題を分離して対応する“求同存異”(違いを知った上で一致を求める)解決法を提示して注目をa集めた。

     姜名誉教授は全国経済人連合会と日本の経済団体連合が韓日修交50周年を記念して13日にソウルのロッテホテルで開催した韓日経済人会議の特別講演で、
    「歴史領土問題と東北アジア安保経済問題を分離対応(ディカップリング)し、異見は残すものの共通点を追求する“求同存異”の韓日関係を指向しなければならない」と明らかにした。
    彼は日本生まれだが韓国籍の在日同胞として初めて東大正教授を務めた著名な政治学者だ。2013年にキリスト教系の総合大学である聖学院大学に赴任し総長になったが、今年4月に辞任した。

     姜名誉教授は個別懸案に対する自身の考えも具体的に明らかにした。彼は歴史(過去清算)問題と関連して、日本に向かっては
    「日本の植民支配と侵略に対する反省を込めた村山談話と、植民支配に対する痛切な反省と謝罪を表わした2002年の朝日平壌宣言が忠実に継承されなければならない」と強調した。
    また、韓国に向かっては「請求権の完全且つ最終的な解決を規定した日韓基本条約を認める必要性がある」とし、「慰安婦問題も日本政府の法的責任よりは事実認定と責任認定次元の政府賠償アプローチが必要だ」と話した。

     姜名誉教授は独島(トクト)問題と関連しては、「韓日は共に国内政治次元で(独島を)利用することは非常に危険だ」と警告し、「両国の主張を併記し紛争の熱気を拡大せずに凍結することが重要だ」と話した。
    彼はまた「(韓国人は)日本人が韓国国民ほどに独島問題に強い関心がないことを理解しなければならない」として「韓国・日本の未来世代に自国の主張はもちろん相手の主張と世論も紹介しよう」と提案した。

     姜名誉教授は東北アジアの安全保障と関連しては「互いに軍備競争をする新冷戦体制の形成は双方にとって莫大な損失」とし
    「中国の覇権的勢力拡張を韓米日の協力で抑制し、同時に中国を含む重層的地域連係ネックワークを通じて補完と協力を模索しなければならない」と主張した。彼は北朝鮮の核脅威除去のためにも韓米日中の協力が緊要だと強調した。

     姜名誉教授は韓日両国の行き過ぎた愛国心と国家主義を警戒して、未来に責任を負うべき若い世代の相互理解と協力を強調した。彼はこの日、自身を“半韓国人”、“半日本人”と称して、「二つの社会の和解と友好を心より望んでいる」と明らかにした。

    クァク・ジョンス先任記者

    http://japan.hani.co.kr/arti/politics/20651.html

    引用元: 【日韓】韓国に来た在日同胞の姜尚中 東京大学名誉教授「韓・日関係は“求同存異”で解くべき 歴史領土と安保経済の分離対応を」[5/14]

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