20140421_111: これをピンチと言わずして◆aoV9UPlvFw 2014/04/21(月)14:11:42 ID:hKuVOFAnV
【国産ドラマ3分の2反日作品 エキストラ6割「日本兵演じた」】

中国最大の映画・ドラマ撮影所「横店影視城」(浙江省)。広大な敷地に時代劇のセットや関連施設が整備されている。中国・参考消息網によると、
12年に受け入れた撮影チーム150組のうち、48組が反日作品を制作。エキストラのべ30万人の6割が「反日作品で日本兵を演じたことがある」と回答。
12年に中国で制作されたドラマ約300作品のうち、反日をテーマにしたものは3分の2の約200作品に達したという。

なぜこれほど反日作品が増えたのか。映像関連の人材を養成する国立大学・中央戯劇学院(北京市)の副教授は「反日作品は『政治的に安全』で
視聴率を取りやすいから」と語る。また、メディア関係者の1人は「時代劇は当局の規制が厳しく、スパイを扱うとゴールデンタイムに放送できない。
反日作品を撮らずに何を撮る?」と話す。

【素手で人間真っ二つ 視聴者批判「ありえない」】

おりしも尖閣諸島(中国名・釣魚島)をめぐる日中対立が激化し、「反日」は安定して稼げるドラマの主流テーマになる。しかし、作品が増えるにつれて
過激な描写、荒唐無稽なエピソードが増加。「ありえない」と視聴者の批判を浴びることになった。

農民が「鉄の一撃」で相手を倒したり、日本兵を素手で真っ二つに切り裂いたり。手りゅう弾を戦闘機に投げて撃墜させたり、当時はなかった革ジャン
姿の兵士が現代風の髪型でバイクを乗り回したり。あまりの荒唐無稽ぶりに、視聴者は「神劇(神ドラマ)」と皮肉を込めて命名。「歴史や視聴者を馬鹿
にしている」などの批判が拡大した。

【中国当局が規制強化も 甘い汁は捨てられず】

これを受け、中国当局も規制を強化。放送事業を管轄する中国国家新聞出版広播電影電視総局は昨年、ゴールデンタイムに放送される反日ドラマの
内容を再審査し、問題があれば修正を命じる通達を出した。今年3月の全国人民代表大会(全人代)でも、国産ドラマの審査制度が再三にわたって協議
され、規制の動きは強まっている。

しかし、一度知った「甘い汁」はなかなか忘れられないのが人の常。去年は「ホームドラマが話題になった」との報道も出たが、反日ドラマはなくならない様子。
今月もスパイドラマ「異鎮(原題)」が「暴力的なシーンが多すぎる」として、当局から修正を命じられた。「スパイ合戦、国賊退治、秘宝奪取」など、刺激的
要素満載の作品。製作者は視聴者を引きつける次の一手を探しながら、安全パイの反日ドラマから手を引けないようだ。

以下ソース
http://newsphere.jp/world-report/20140421-1/

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