変態新聞
1: カイキニッショク ◆Q.7YV6dKqY カイキニッショク ★ 2017/06/15(木) 01:20:39.94 ID:CAP_USER9
<共謀罪>市民「だまし討ち」 法案成立へ

6/15(木) 1:10配信

毎日新聞

 「共謀罪」の構成要件を改めた「テロ等準備罪」を新設する組織犯罪処罰法改正案が成立の見通しとなった。
賛否が割れた今国会最大の対決法案。委員会を省いていきなり参院本会議で強行突破を狙った政府与党の手法に、各界から疑問の声が相次ぎ、
法案に反対する市民らが集まった国会前では怒りが渦巻いた。

 国会周辺には14日夜、「共謀罪」に反対する人たちが集まり、委員会採決を省いて本会議での採決を図る与党の手法に「聞いたことのない、
だまし討ちだ」などと相次いで批判の声を上げた。

 参院で金田勝年法相に対する問責決議案の審議が始まった午後6時半過ぎ。議員会館前の歩道は、すでに抗議の市民らで埋め尽くされていた。
「共謀罪NO!実行委員会」などの主催者によると、午後7時過ぎの時点で参加者は約3000人という。

 東京都葛飾区の団体職員、岩橋祐治さん(62)は、仕事終わりに駆け付けた。「加計(かけ)学園の疑惑をこれ以上追及されたくないため、
国会を早く閉めたかったのだろう。民主主義を破壊するようなひどい法律を、議論を深めずにひどいやり方で決めたという印象だ」と憤る。
川崎市の主婦(74)も「国民の自由を制限する法案なら懇切丁寧に説明するのが義務なのに、審議時間も短すぎる」と首をかしげた。

 午後7時半。国会正門前で、政治に声を上げる若者を中心とした団体「未来のための公共」などが抗議活動を始めた。
ツイッターや無料通信アプリ「LINE」に絡めて「私は自由につぶやきたい」「『いいね!』も監視対象」といったプラカードが並ぶ。

 東京都三鷹市の会社員、宮武真希さん(42)は同僚と3人で抗議に参加した。「本当に役に立つ法律なら説明を尽くせるはず。
議席があれば何でもできるという考え方が、今後の改憲の手続きにもつながるのではないか」

 午後11時を過ぎても、抗議の声はやまない。友人と参加した東京都杉並区の専門学校生、山田泰樹さん(23)は「通常の手続きを飛ばすやり方に、
与党の過信を感じる」と語った。抗議活動は15日午前0時過ぎまで続いた。

◇野党「数の横暴」批判

 参院では14日夜、金田勝年法相に対する問責決議案の審議が始まった。

 「答弁は(法務省)刑事局長に丸投げ。関係ない内容を繰り返す。国民の怒りと失笑を買っている」。民進党の真山勇一氏は金田氏への批判を一気にぶちまけた。

 民進党の福山哲郎氏は、自民党が提案した参院法務委員会での採決を省略する「中間報告」について「数の力による審議打ち切り」と批判。
共産党の山添拓氏も「憲法違反の『共謀罪』を強行採決することは断じて許されない」と声を張り上げた。

 長時間にわたる野党議員の演説に、伊達忠一参院議長が「時間が相当過ぎている」と苦言を呈する場面も。
与党側からは「長すぎる」とヤジが飛び、本会議場は騒然とした。

 与野党の真っ向対決は、前日の参院法務委から既に始まっていた。真山氏は、日本維新の会の東徹氏の質疑を遮る形で問責決議案の提出を告げた。
これで与党側も態度を硬化させ、中間報告という異例の手段での法案成立へとかじを切った。

 答弁態度や発言を繰り返し批判され、衆院でも不信任決議案を出されていた金田氏。問責決議案が否決されると、
記者団に「テロ等準備罪の必要性、重要性について誠実に申し上げてきた」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。

 一方、衆院で野党側が内閣不信任決議案を提出。民進党の安住淳代表代行は15日午前0時過ぎからの本会議で
「法案成立に突き進む政権は容認できない」と批判した。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170615-00000004-mai-soci

引用元: 【毎日新聞】市民「だまし討ち」 共謀罪法案成立へ

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