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    タグ:ウイグル

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    no title1: Hi everyone! ★@\(^o^)/ 2014/05/28(水) 10:01:23.44 ID:???.net
     22日に中国西部の新疆ウイグル自治区で発生したテロ攻撃は、最近起きた他の一連の事件と呼応しているものの、記憶に残る中で
    最も多くの死者を出した。2台のスポーツ用多目的車(SUV)が同自治区の首都ウルムチ市の屋外市場に突っ込み、爆発物を投げ、
    31人を死亡させた。これはテロであり、非難されるべき行為だ。ただし、それは、新疆における政治的疎外の深化を浮き彫りにしており、
    テロ行為の取り締まりだけでは解決しない問題だろう。

     中国共産党政治局は26日、テロ行為を新たに取り締まることを誓い、新疆ウイグル自治区の党委員会書記は、1年間にわたる全国的な
    反テロ取り締まり運動で、新疆が「主戦場」になると述べた。北京(中国中央指導部)が脅威を感じているのは、これまでの取り締まりにも
    かかわらず、テロ行為が増えている点だろう。
    (中略)
     北京は、ウイグル人による暴力が総じて東トルキスタン・イスラム運動によるものだとの見解を示している。東トルキスタン・イスラム運動
    は分離独立を目指す団体とされるが、実在する証拠はほとんどない(新疆は1949年より前は東トルキスタンとして知られていた)。
    中国共産党の機関紙「環球時報」は昨年、ざっと100人のウイグル人がシリアでテロリストの訓練を受けていたという匿名の高官による
    発言を引用しているが、真偽は確認されていない。

     外国で訓練を受ける可能性はあるものの、刃物や簡易爆発物の使用は、あまり訓練を受けていない地元の勢力を思わせる手口だ。
    こうした証拠は、ウイグル人の小さな団体が独自の下部テロ細胞を形成し始めていることをうかがわせる。北京にとっての悪夢は、
    こういった団体が拡散し、やりたいときにやりたい場所で攻撃を始める可能性があることだ。孤立しているチベット人と違い、こういった
    下部組織は中国全域で攻撃を行う恐れがある。

     それにもかかわらず、中国の宣伝機関は外部の力を非難し続けている。中国から亡命した世界ウイグル会議のラビア・カーディル総裁
    などだ。しかし、カーディル氏は22日の攻撃を非難した最初の1人でもあった。同氏は23日、「民間人に対する暴力は受け入れられない。
    被害者の遺族に心からお悔やみを申し上げる」とし、「中国政府は東トルキスタンの全ての反対分子を武力で抑えつける方針を取って
    いるが、圧倒的多数のウイグル人は依然として、平和的な手段で自由、民主主義と人権を手に入れられると信じている」と述べた。

     一部のチャイナ・ウオッチャーは1年前、習近平国家主席がウイグル族に対する政府の姿勢を軟化したがっているとみていたが、
    改革は実現しないままだ。習主席は昨年12月、新疆での「急務」が発展ではなく、安定だと宣言した。新疆地区の学校は依然として、
    ウイグル語の教育を抑圧している。子供たちはモスクに行くことを禁じられており、ラマダン(断食月)の断食も制限されている。
    ウイグルの伝統に反対する当局のキャンペーンはエスカレートしており、伝統的な婦人服の販売が禁じられている。このほか、
    ひげをはやしている男性は就職や融資を断られることも多い。

     カーディル氏など穏健派のウイグル指導者は亡命しているが、学者のイリハム・トフティ氏や、ウイグル語の推進派アブドゥエリ・
    アユップ氏は投獄されている。自由アジア放送(Radio Free Asia)は、先週のテロ攻撃が発生したのは、ヘッドスカーフを着用したと
    してウイグル族の女性と中学生が拘束されたことに抗議する人々に警察が発砲した2日後だったと報じている。

     カーディル氏が指摘するように、これらは全て、暴力に訴えることを正当化しない。しかし、北京はさらなる締め付けで、ウイグル人の
    怒りを増大させるだろう。北京はウイグル族の文化と自治の要求に敬意を払う必要がある。そうでなければ、中国のチェチェンに
    なりかねない。 

    ソース(ウォール・ストリート・ジャーナル日本版) 
    http://jp.wsj.com/news/articles/SB10001424052702304357604579587252853207512
    写真=トラックの荷台に立ったまま移動する武装警察隊を見送る市民


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    20140526_0558001: Hi everyone! ★@\(^o^)/ 2014/05/26(月) 00:30:53.75 ID:???.net
     高校時代に世界史を学んだ人ならば中国は多民族国家であり、その中でも「漢・満・蒙・蔵・回」の五つの民族が独自性=民族的
    アイデンティテイを保持しながら協同して国家を形成しており、そのことは近代中国の建国の父である孫文が「五族協和」を提唱し、
    中国革命を成し遂げた毛沢東などにより「民族自決権」として承認されたものだと教わったはずである。しかし現在の中国ではこうした
    考えはロマンチックなものであり、現実の政治世界では実現不可能な状況にまで追いやられていると言えよう。漢、すなわち漢民族が
    政治的にも経済的にも圧倒的な力を有し、他の少数民族である満=満州民族、蒙=モンゴル民族、蔵=チベット民族、そして、
    回=ウイグル民族などトルコ系民族(回と称するのはこれらの民族の多くが回教=イスラム教徒であることによる)を様々な分野で
    圧倒的な力で抑圧しているからだ。

     チベット民族がいかに過酷な弾圧を蒙(こうむ)ってきたかは、彼らの精神的指導者でもあるダライ・ラマの活動で、ある程度
    知られているが、近年の中国国内における民族問題としては、中国政府によるウイグル民族への抑圧と、それに対するウイグル民族
    の激しい、時には暴力を伴う反発があろう。

     ウイグル民族は世界各地に居住しているが、中でも中国の新疆ウイグル自治区には約1千万人以上が居住し、独自の文化と歴史を
    発展させてきた。しかし中国政府の「漢化政策」、漢民族が自治区の政治的、経済的要職を独占するとともに、漢民族を移住させ、
    ウイグル民族が有していた権利や権限を次第に奪い去っていくとともに、文化や宗教の面でも弾圧を強めてきた。

     最近この地区には原油、天然ガス、シェールガスが豊富に埋蔵していることが分かり、エネルギー資源の確保に躍起になっている
    中国には欠くべからざる地区となっている。それ故中国政府は政府への反発は決して認めず、締め付けを強化することとなり、
    ウイグル民族の反発を一層激しいものとしていくことになる。昨年10月に北京天安門で起こった自動車爆破テロ、3月の昆明駅の
    無差別殺傷事件、そして4月、習近平国家主席が同地区を視察した直後に起きたウルムチ駅の爆破事件などがそうである。こうした
    無差別テロは決して許されることでないのは明らかである。しかし、そこには、民族的誇りとアイデンティテイが踏みにじられていると
    いう事実があるのだ。

     なお、この視察の際、習主席はウイグル民族のテロを「倭寇」に例え、反日感情を露骨にしたとされるが、お門違いだ。さらに言えば、
    倭寇の8割以上は窮乏化した漢民族や朝鮮人というのが定説であり、中国の政治問題の一面でもあったのが歴史の常識である。

    ソース(陸奥新報・青森地域社会研究所特別顧問・末永洋一氏)
    http://www.mutusinpou.co.jp/%E6%A5%E6%9B%9C%E9%9A%8F%E6%B3/2014/05/31503.html

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