韓国と日本の大学生40人余りが東北アジアの平和を祈る歴史巡礼に出た。韓国天主平和聨合
(UPF)と日本平和統一聨合が共同で用意した「韓日青年学生指導者平和統一祈願白頭山（ペクト
ゥサン）大長征」がそれだ。

これらの大学生は去る28日から来る3日まで5泊6日の日程で安重根（アン・ジュングン）義士の
平和思想が宿った中国の旅順監獄一帯と韓民族の聖山、白頭山天池を現地調査し、抗日独立烈
士らの足跡が記された北満州一帯を見て回る予定だ。日帝侵略史に対する反省と共に未来の東
北アジアの平和のために決意を新たにするためだ。

両国大学生らは去る29日、安義士が144日間収監生活をした大連市旅順の‘旅順日俄監獄旧址’
で彼が残した獄中遺墨等を通して‘東洋平和論’を胸に感じた。安義士の遺墨は‘東洋を保護しよ
うとするなら政略(侵略戦争)を転換しなくてはならない」と叱っている。日本軍国主義戦犯らとアジ
ア侵略史を反省するどころか極右の歩みを強化する安倍晋三総理の厚顔無恥を見抜く文章だ。

参加者らは誤った過去に対する徹底した反省だけが韓・日両国が平和と繁栄の未来に行けると
いう認識を共にする機会であった。30日には白頭山天池に上がって韓半島統一と東北アジアの
平和を祈った。1日には金佐鎮（キム・ジャジン）将軍記念事業会で主管する‘ソン・イルグクと共に
する青山里（チョサンリ）歴史大長征’チームと会って、金佐鎮将軍の青山里戦闘現場と抗日遺跡
を見て回る予定だ。

また、鴨緑江断交を基点に北朝鮮を最も近くから眺望できる一歩跨まで自転車で縦走する‘2014
ピースバイク’日程にも参加する。この行事には金佐鎮将軍の曽孫子の俳優ソン・イルグクが参
加する。天主平和聨合は国連経済社会理事会特別諮問機関としてムン・ソンミョン、ハン・ハクチ
ャ総裁によって2005年に創設された非政府機構(NGO)として国家と民族、宗教、理念を越え全地
球的人的ネットワークを通じて平和運動を広げていっている。

チョン・ソンジュ専門記者

ソース：世界日報(韓国語) 韓国・日本大学生、中抗日遺跡で‘東北アジア平和’叫んで
http://www.segye.com/content/html/2014/06/30/20140630005237.html