▲集団感染が起きたソウル、イテウォン クラブ。ある日本新聞は「韓国が第二波を防いでいる」と伝えた。日本経済新聞

日本が再び韓国の新種コロナウイルス感染症(コロナ19)防疫に注目している。ソウル、梨泰院（イテウォン）クラブで起きた集団感染に対する韓国のスピーディーな対処を高く評価しているのだ。

日本経済新聞は16日、梨泰院集団感染を報じて「韓国から学ぶ点は徹底した検査と情報技術(IT)活用、国民に対する丁重な説明」と高く評価した。防疫指令塔の役割を果たす中央防疫対策本部が毎日、テレビの生放送で記者会見して、専門家の冷静で客観的説明で政府への信頼を高めた、と伝えた。

また、防疫当局が約2週かけて4万6000件のウイルス検査を速かに実施し、携帯電話基地局通信機録を分析し、梨泰院クラブの周囲にいた人々に接触していると診断した。ただし、人権配慮および個人情報保護を課題に挙げた。

韓国のコロナ19防疫は日本の立場から見れば「ミラクル」そのものだ。安倍晋三総理が「コロナ19検査件数を増やす。一日2万件検査体制を整える」と数回公言したが、人口10万人当りの検査件数は韓国が1400件余りである一方、日本は200件余りに過ぎない。

日本人は「痛くてもコロナ19検査を受けられない」と公然と話す。15日、開かれた韓中日保健長官テレビ会議で加藤勝信日本厚生労働相は「韓国、中国、日本3国の最近のコロナ19感染者と死亡者数はヨーロッパや米国に比べて抑制されている。今後、出口戦略の施行が重要になるから、韓国と中国が両国の経験を共有すれば良いだろう」と言った。

ノーベル生理医学賞を受けた山中伸彌、京大教授と放送人、小倉智昭(73)氏は「韓国に頭を下げてコロナ19の情報を得なければならない」と公開的に言った。昨年のこの時期には日本のオンラインに嫌韓文等があふれたが、この頃は韓国防疫を評価する文が多い。

まだ韓日間医療装備支援は進展がない状態だ。韓国大法院の強制徴用判決、日本の韓国に対する輸出規制などにより両国の国民的沈殿物が残っており、中途半端に政府が出ることはできない側面がある。

日本の入国制限措置が解けるのにもまだ時間がかかるようだ。読売新聞は17日「韓国と中国が日本に『ビジネス目的で入国する時、入国制限を緩和しよう』と打診しているが日本は慎重だ」と報道した。茂木敏充外相も15日の記者会見で「先に日本での感染拡大収拾が必要だ」として留保的態度を見せた。

最近、韓日関係に関与する政治家、学者に会えば「コロナ事態を契機に両国が歴史葛藤を越えて協力できる」と口をそろえる。危機の時に機会もできる。韓日政治指導者が互いに一歩ひけば「コロナ協力」の糸口は意外に簡単に開くかもしれない。

パク・ヒョンジュン東京特派員
https://dimg.donga.com/wps/NEWS/IMAGE/2020/05/18/101091689.1.jpg

ソース：東亜日報(韓国語)また再びK防疫注目する日[現場で/パク・ヒョンジュン]
https://www.donga.com/news/Opinion/article/all/20200518/101091552/1

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