青山繁晴 「中国は習近平政権になってから、特に残念ながら、もう世界のお騒がせ者になってしまってます。
つまり自衛隊機を撃墜するかのようなアクションをとる。南シナ海ではベトナムの漁船に中国の漁民に扮した軍事訓練を受けた民兵が乗った船でぶつかってくる。
最近ではイギリスの国王に国家元首じゃない李克強首相が会いたいと言って大騒ぎをするお騒がせ者です。どうしてなのか。その根っこを考えます。」
「中国の異常行動の根っこ、その1。中国人民解放軍の退役将軍『2度と異民族には侵されない』」
青山繁晴 「ずいぶん前です。北京でこの将軍にお会いしました。とても有名な方で、朝鮮戦争で休戦になった時に、中国人民義勇軍の代表を務めた方です。
実際お会いしますとフェアな人で、僕とたくさんの議論をいたしました。でその時におっしゃったひとつがですね、青山さん、私たちは1949年10月1日に、
天安門広場で毛沢東主席が中華人民共和国の成立を宣言した時に誓ったことがある。もう2度とわが祖国は異民族には侵されない国になろうと決心した。
それが私たち、中国の根っこにあるってことをずっと心に刻んで下さいって言われたんです。中国の長い歴史から見ると元の時代。漢人はモンゴル人に滅ぼされた。
その漢人が盛り返したのが明の帝国です。明帝国、14世紀から17世紀ぐらいまでずっと続いたすごい帝国でしたが、でもやがて女真人、満州人の清に滅ぼされて、
漢人が再度中華民国・中華人民共和国になったという歴史です。評論家とか学者が中国共産党の野望は清の大帝国を復活することだと。違います。
異民族の女真人、満州人の時代に戻るんじゃないんです。ここで毛沢東という中国の英雄が現れます。ほんとは文化大革命でたくさん殺した人ですが。
若き毛沢東が最初に何したかというと、女真人の風習だったお下げ髪。毛沢東は自分の行ってた学校でハサミでお下げ髪を切るというのが、彼の運動の最初だった。
そこに共産主義が乗っかったんです。清の時代じゃなくて、明の時代に戻りたいっていうのが中国の野望です。で、明がどんな国だったかというと
「異常な行動の2つめ。南シナ海の権益は、明の時代に始まった。今の異常行動につながっている」
青山繁晴 「ベトナム、フィリピン、ボルネオ島やマレー半島の南シナ海と東シナ海の海域、別名中国の赤い舌を全部が中国のわけないのに中国の領海と言ってる。
実は明の時代は全部中国の海だったんです。大航海時代が明の時代にあって、これ全部を支配した上で、ヨーロッパ、アフリカまで出て行ったんです。
この時代に戻ろうとすると、南シナ海は全部中国のものと言う必要があるし、イギリス国王に会って、その権威をお金で買うようなこともしなきゃいけない。」
その上で現在の中国を物語る言葉は、「野望と不安の国」
青山繁晴 「野望はお分かりになったと思いますが、不安というのはですね、常にこの周辺民族から滅ぼされた国が、漢人の国なんですよ。
したがって退役将軍がおっしゃった通り北京で彼が、毛沢東らと決心したのは、周りの脅威を予め封じ込める、抑えるっていうのがその不安が決定的なものであるから、
ベトナムは中越戦争で中国に一旦勝った国ですからギューッと抑えなきゃいけないし、日本はもし第2次安倍政権が憲法改正に成功したら、もう一度強い国になるだろうから、
ギューッと抑えとかなきゃいけないという不安の国なんです。これは何を物語るかというと、感情論で中国を語るんじゃなくて、こういう不安の国だと。
野望の前に不安があるってことを、私たちは冷静に考えると、私たちの対処もピタリと腰が定まるのではないかという、今日は問題提起です」
関西テレビ 青山繁晴「アンカー」6月18日 中国軍機 自衛隊機への異常接近 "単なる接近でない" 知られざる軍事的脅威 その真相を青山ズバリ!
https://www.youtube.com/watch?v=3uHUiB-HKrs
つまり自衛隊機を撃墜するかのようなアクションをとる。南シナ海ではベトナムの漁船に中国の漁民に扮した軍事訓練を受けた民兵が乗った船でぶつかってくる。
最近ではイギリスの国王に国家元首じゃない李克強首相が会いたいと言って大騒ぎをするお騒がせ者です。どうしてなのか。その根っこを考えます。」
「中国の異常行動の根っこ、その1。中国人民解放軍の退役将軍『2度と異民族には侵されない』」
青山繁晴 「ずいぶん前です。北京でこの将軍にお会いしました。とても有名な方で、朝鮮戦争で休戦になった時に、中国人民義勇軍の代表を務めた方です。
実際お会いしますとフェアな人で、僕とたくさんの議論をいたしました。でその時におっしゃったひとつがですね、青山さん、私たちは1949年10月1日に、
天安門広場で毛沢東主席が中華人民共和国の成立を宣言した時に誓ったことがある。もう2度とわが祖国は異民族には侵されない国になろうと決心した。
それが私たち、中国の根っこにあるってことをずっと心に刻んで下さいって言われたんです。中国の長い歴史から見ると元の時代。漢人はモンゴル人に滅ぼされた。
その漢人が盛り返したのが明の帝国です。明帝国、14世紀から17世紀ぐらいまでずっと続いたすごい帝国でしたが、でもやがて女真人、満州人の清に滅ぼされて、
漢人が再度中華民国・中華人民共和国になったという歴史です。評論家とか学者が中国共産党の野望は清の大帝国を復活することだと。違います。
異民族の女真人、満州人の時代に戻るんじゃないんです。ここで毛沢東という中国の英雄が現れます。ほんとは文化大革命でたくさん殺した人ですが。
若き毛沢東が最初に何したかというと、女真人の風習だったお下げ髪。毛沢東は自分の行ってた学校でハサミでお下げ髪を切るというのが、彼の運動の最初だった。
そこに共産主義が乗っかったんです。清の時代じゃなくて、明の時代に戻りたいっていうのが中国の野望です。で、明がどんな国だったかというと
「異常な行動の2つめ。南シナ海の権益は、明の時代に始まった。今の異常行動につながっている」
青山繁晴 「ベトナム、フィリピン、ボルネオ島やマレー半島の南シナ海と東シナ海の海域、別名中国の赤い舌を全部が中国のわけないのに中国の領海と言ってる。
実は明の時代は全部中国の海だったんです。大航海時代が明の時代にあって、これ全部を支配した上で、ヨーロッパ、アフリカまで出て行ったんです。
この時代に戻ろうとすると、南シナ海は全部中国のものと言う必要があるし、イギリス国王に会って、その権威をお金で買うようなこともしなきゃいけない。」
その上で現在の中国を物語る言葉は、「野望と不安の国」
青山繁晴 「野望はお分かりになったと思いますが、不安というのはですね、常にこの周辺民族から滅ぼされた国が、漢人の国なんですよ。
したがって退役将軍がおっしゃった通り北京で彼が、毛沢東らと決心したのは、周りの脅威を予め封じ込める、抑えるっていうのがその不安が決定的なものであるから、
ベトナムは中越戦争で中国に一旦勝った国ですからギューッと抑えなきゃいけないし、日本はもし第2次安倍政権が憲法改正に成功したら、もう一度強い国になるだろうから、
ギューッと抑えとかなきゃいけないという不安の国なんです。これは何を物語るかというと、感情論で中国を語るんじゃなくて、こういう不安の国だと。
野望の前に不安があるってことを、私たちは冷静に考えると、私たちの対処もピタリと腰が定まるのではないかという、今日は問題提起です」
関西テレビ 青山繁晴「アンカー」6月18日 中国軍機 自衛隊機への異常接近 "単なる接近でない" 知られざる軍事的脅威 その真相を青山ズバリ!
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